喜如嘉の芭蕉布八寸帯花織づくし 創業祭 感謝特別価格(期間限定)

¥880,000

沖縄県の大宜味村 喜如嘉村で国の重要無形文化財指定の技術により生み出される芭蕉布の八寸帯です。
芭蕉布とは、
糸芭蕉という植物を3年もの月日をかけて畑で育てて、茎の皮を剥ぐ工程から全23もの手作業を経て織り上げられる貴重な自然布・原始布です。
芭蕉布作りは、畑での栽培から糸つくり・製織まで工房の方たちで一貫して行っています。
昔は、庶民も王族にも普通に衣服として身近な芭蕉布でしたが、時代とともに衣服の文化変遷や生活様式の変化で衰退。第二次世界大戦では、糸芭蕉の山も焼け野原と化し壊滅的なものとなりました。
私は2024年の11月に喜如嘉の平良美恵子氏を訪ね芭蕉布織物工房に行ってきました。
「これが焼けた山です。一面糸芭蕉が生えていたそうです。野生の糸芭蕉は繊維が固く使えないため、畑で一から育ててきました」と。
今は皆でこの畑で栽培していると案内された糸芭蕉の畑は、優に人の背丈を遥かに超えています。まるで迷路に迷い込んだような広い畑でした。
戦後に途絶えた糸芭蕉を育ててなんとか芭蕉布を復活させようと情熱と労力を注ぎ生涯をかけて重要無形文化財指定を受けて、後に人間国宝になられた平良敏子氏の義娘が、平良美恵子氏です。
畑や工房で直に目にして聞いた芭蕉布の生い立ちは、多大な時間〜全て人の手で作られているものだと思い知りました。
「芭蕉布は価格が高い」
本当に高いのでしょうか?
3年以上かけて育てた糸芭蕉を切り倒し茎の皮を剥いでを糸を作り(手績み、手結い)、琉球藍や 車輪梅、相思樹、福木、マンゴー、茜 などで、手作業で染めるのです(草木染)
そして、幾多の手作業を経て手機で織るのです。のべ 幾つの手をもって時間をかけて完成するのか。そう考えると、どうでしょうか?
喜如嘉の芭蕉布保存会のサイトがございます。そこのタイトル・芭蕉布を生むのページに
~芭蕉布づくりにおいて「織り」は工程の1% とありますが、そういうことです、、、

写真では伝わらないものばかりです。

こちらの帯はふんだんに花織がなされています。
織り柄の«««»»»リズミカルな雰囲気と花織との強弱のバランスが絶妙に素敵です。
草木染のこの色味、
私たちが普段目にしている色の系列や化学染料の色では、到底 当てはまらない色です。よく〇〇色と表現しますが、当てはまりません。
このような色の奥にも色があるように見えてくる糸を手機で織られた芭蕉布は、見れば見るほど吸い込まれて行くような魅力があります。
草木染めの織物は、その方に渡ってから一緒に歩んで行くと言われております。
お伝えしたいことは、まだまだございます。
機会がございましたら、是非 実物をご覧いただきたいです。
こういった工房の方々の生み出す芭蕉布ですが、唯一無二のものです。同じものはございません。
年々入手が難しくなり、値段も上がっております。
一期一会です。お気に召しましたら、どうぞお迎えくださいませ。
制作 芭蕉布織物工房
素材 手績の芭蕉布糸 100%
草木染 琉球藍・車輪梅・思想樹・福木・マンゴー・茜
手織り
季節 着物ではないので、オールシーズンお使いください

※ お仕立てご希望の場合は、備考欄またはメッセージでお伝えください

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

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